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風が吹いて十月

気づけば十月だった。
曜日はとっくに忘れた。
連休は他人事。
社会で働いている人にとっての特別な連休だ。

九月、帰ってきて何年、と毎年思う月だろう。
それと同時に一年前に家に帰ったことも思い出す。
もともとは恐怖で、涙を流し、
史上最悪だと思った歴史だった。
しかしそれがなければ今、わたしは
ここにいない。
もし相撲を見て1600円の相撲バスタオルを買っていたら、、、
今とは違う生き方をしていたかも。

それがきっかけで家に帰った。
OLみたいなことをして
ランチに揚げ物を食べた。
年末年始働いて
女性だけの職場こえぇと思った。
純粋に生きている人たちと出会った。
ここに居ても成長しないと思った。
口に出した。
旅に出た。

ここに居る安心感。
本当に決まっているのだろうか。

まだ夢を持っていた昨年の夏、
農家さんが話してくれた。
「人生は思いがけないことが起こって、うまくいかないこともある。」と。
でもわたしは、大丈夫。うまくいくからって思っていた。

仕事が決まった今年の冬、
バーの主人が言ってくれた。
「やめたくなったら、また戻っておいで。」って。
でもわたしは、やめないよ。良いところ見つけたんだものって思っていた。

わからない。
他人もわからないけど、
自分の人生もわからない。

わかることって一体なんなのだ。
ないね。
わかることはないってことは
わかったわ。



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